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1996年の正月に購入したもの。 すでに型落ちで15万円という値段に負けて買ってしまった。 まあ、東芝のノートPCはわりと素性がよく、 LinuxもFreeBSDもちゃんと動くという評判を聞いていたのも理由のひとつ。
もともとはWinsows 3.1プリインストールだが、 Windows 95やらLinuxやらFreeBSDやらを節操無くインストールしなおして遊んでいる。
FreeBSD 2.2.1Rをインストールしてみた。 翔泳社の「FreeBSD徹底入門」ISBN4-88135-473-6のCD-ROMを利用したのだが、 最初はCD-ROMドライブを認識してくれなくて往生した。
ものはSONYのPRD-650である。 いろいろ試行錯誤した結果、 SCSIカードを初期化し始めた直後に再生ボタンを押してドライブを起動するといいようだ。
DX4/75MHzでは荷が重かろうと、 WnnでもCannaでもなく、SKKを入れてみた。 が、やはり親指シフトに染まったこの身では、 ローマ字入力のなんと使いにくいことよ。
仕事でNotesを使いそうだったのでWindows 95を入れていたが、頓挫。 そこでふたたびUNIXマシンにすべく、いろいろと試してみた。
FreeBSD 2.2.5Rのインストールは、 SONYのPRD-650というPCカード経由のCD-ROMドライブではうまくいかなかった。 IC-Cardという怪しいEthernetカードを使って、 FTPでインストールするとうまくいく。 このとき、FTPサーバー側には2.2.5-RELEASEというディレクトリを作っておき、 インストールする側では2.2.5-RELEASEがあるディレクトリを指定する。
簡単だったのは、Turbo Linuxだ。 PRD-650を使ってそのままインストールできる。 ただし、このディストリビューションはX Window Systemの利用が前提となっているようだ。 Xを入れないと、ライブラリがないといって、Muleが動かない。
日本語パッケージを統合した、Debian 1.1.3も試してみた。 これはインストール時にはPCカードをサポートしていない。 まずは、rescue, driver, base1, base2, base3, base4, base5と6枚のFDを作る。 次に、 pcmcia-cs_2.9.6-3.debとpcmcia-modules-2.0.29-7_2.9.6-3.debをFDにコピーする。 Linuxでマウントできれば、どんなファイルシステムでもいい。
基本システムのインストールは、FDベースで行なう。 インストーラーの指示に従えば、それほど難しくはない。 リブートしてdselectが動いたところで、Alt+F2でコンソールを切り替る。 dpkgコマンドを使って、pcmcia-csとそのモジュールをインストールする。 その後、リブートする。 再起動後にはPRD-650を使って、 dselectで各種パッケージを追加すればOKだった。
Xを入れなくてもMuleが動き、SKKで漢字を入力している。 目下の課題は、 再コンパイルしたkernelとpcmcia-csをパッケージとして扱うことだ。 kernelだけならなんとかなるのだが、 pcmcia-csのほうにてこずっている。
会社で1.4GBのHDが余ったので、もらって帰る。 さっそくDynaBookをバラして、入れ替えた。 FDDとバッテリーを外して、底面のネジをすべて取る。 キーボード手前のカバーは嵌め込み式なので、 爪のところをうまく探して外した。 キーボードを止めているのは、手前のネジ3本。 向って左側の基板を止めているネジを外し、 手前のコネクタを外せばHDにかぶさっている基板が取れる。
とりあえず、MS-DOSでは認識できて、エラーチェックも問題なし。 お約束通り、ネジが1本余った。 暇ができたら、LinuxとWinsows 95でもインストールしてみよう。