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https://www.longines.com/jp/watch-conquest-v-h-p-l3-716-4-76-6
Webサーフィンをしている時に、 ふと目にとまった。 時計としての型番はL3.716.4.76.6、 ムーブメントはL288になるらしい。 13万円ほどで年差5秒の精度があるという。 このくらいの精度の腕時計は、 グランドセイコーにもザ・シチズンにもあるが、 いずれも最低25万円はする。 そして、蓄光塗料は塗布されていないので、 暗いところでは時間が読み取れない。 対してコンクエスト V.H.P.には蓄光塗料が塗ってある。
加えて、 コンクエスト V.H.P.には、 2399年までのパーペチュアルカレンダーが内蔵されているとのこと。 時計が壊れるのが先か、 自分が寿命を迎えるのか先か、 いずれにしても日付を手で調整する必要はなさそうだ。
Gear Position Detectionとかいう機能もあるらしい。 衝撃や磁場の影響で表示がずれても、 自動的に正しい表示に戻すのだそうだ。 何もなくても、3日に1度は03:00の時点で調整するのだという。 店員の説明では、 コンピューターが正確な時間を記憶しているとのこと。 もしかすると機械式で言うハイビートよろしく、 32,768Hzよりも高いベースクロックを使っているのかもしれない。
滅多に必要無いはずだが、 時刻を設定するには普通の腕時計と同じように竜頭を引き出す。 竜頭を素早く回すと時針の設定で、 ゆっくり回すと分針の設定になる。 分針を設定すると秒針は自動的に12時位置に戻る。 そして竜頭を押し込んだ時点で秒針が動き出す。 竜頭はネジ込み式では無く、 そのせいか5気圧防水である。 それでも説明書によれば、 水泳やシュノーケリングまではOKらしい。 まあ、手や顔を洗うとか、雨くらいは大丈夫だろう。
面白いのは竜頭を引き出して60秒操作しないと、 時針、分針、秒針すべてが12時位置に動いて、 省エネモードに移行することだ。 太陽電池で動く腕時計だと、 暗いところでは省エネモードになるというのをよく見るが、 普通の電池で動く腕時計ではあまり見た記憶が無い。
変わったところでは、 スクラブは両側から折りたたむ形で、 ぱっと見には一繋がりのブレスレットに見えなくも無い。 今まで10本以上腕時計を購入したが、 この形式は初めてである。
ロンジンブティック銀座まで足を運び、 実物を見てから購入。 13万3100円也。 2年の保証と、2年以内のポリッシュサービスが付属する。 電池切れも、2年の保証に含まれるそうだ。 カタログデータだと電池寿命は4年以上だが、 最初の電池は当然工場出荷から4年である。 よほど在庫期間が短くなければ、 購入してから4年持つわけはない。 とは言え、 流通在庫である期間は前述の省エネモードにしてあるので、 意外と長持ちするかもしれない。
さすがに年差5秒を誇るだけあって、 1週間程度ではほぼ狂い無し。 そもそも、家中の時計がすべて同期しているわけでもないからなあ。 iPhoneとAndroidとデスクトップPCで、 1秒ずつずれているくらい。 従って、1秒以内の誤差はなかなか確認しにくい。 昔ながらの、ラジオの時報が一番正確かもしれない。 ああ、電波時計があったな。
カタログにもマニュアルにも記載はないが、 00:00になった瞬間、スルッと日付表示が切り替わった。 いわゆるデイトジャストである。 まあクォーツ時計だから、 日付の切替もステップモーターでやれば一瞬ではあるのだが。
コンクエスト V.H.P.の竜頭は、 引き出すだけで無く押し込むこともできるようになっている。 手持ちの時計では何も起きないのだが、 GMTタイプだと表示する時間を入れ替えることになる。 同じ部品を使った方が、色々と低コストになるんだろうなあ。
2022年4月13日に購入して時刻合わせをした。 半年ほどたったところで誤差が4秒ほど。 スペックよりは誤差が多いような気がするが、 暑い時期にあんまり腕につけていなかったので、まあこんなものかな。 それでも驚異的な精度には違いないが。
時刻合わせ。 ほぼ1年で13秒ほど進んでいた。 日差にすると0.036秒である。
5秒運針になっていたので、 メーカーのサービスセンターに電池交換を依頼。
電池交換の終わったコンクエストV.H.P.を受領。 予定通り4620円也。
気がつくと購入して2年が経過しようとしている。 ケースとブレスレットのクリーニングサービスチケットの期限が2年なので、 ギリギリだがサービスを依頼してきた。 2週間ほどかかるそうだ。
作業が終了したという連絡があったので回収。 思ったよりも早かった。