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2024年9月17日 | iPadOS 18 |
http://www.kuroutoshikou.com/products/kuro-box/kuro-box_hgfset.html
http://www.yamasita.jp/linkstation/index.html
一部でブレイクしている、 Network Atached Storageのベアボーンキット。 3.5インチハードディスクを組み込むとNASになる。 昔風に言えば、ファイルサーバーである。 実際のところは付属のソフトウェアでシステムのバイナリイメージをごっそり転送すると、 中身はPowerPCベースのLinuxマシンになる。 玄箱と玄箱/HGがある。 CPUが200MHzから266MHzに、 メモリが64MBから128MBに、 NICが100BASE-Tから1000BASE-Tに、 それぞれパワーアップしたのがHGだ。 いまどきメモリ64MBではちょっと心もとないので、 玄箱/HGを購入した。 秋葉原で1万8840円也。 能力的には1998年頃のデスクトップマシンといい勝負か?
マニュアルはA3のペラ1枚。 LEDの光をケースの外に導く光学部品の取り付けに手間取った。 分解するときにちゃんと覚えておくか、 デジタルカメラで記録しておくべきだった。
組み上がってしまえば、 同じブロードキャストセグメントにつなげた Windows XPマシンでインストールプログラムを実行するだけ。 DHCPで玄箱に割り当てられたIPアドレスを自動的に探し出してくれる。 パーティションを切ってフォーマット、 イメージの転送を含めて3分とかからなかった。 ただ、Windows XPのファイヤーウォールを無効にしておかないと、 最後の設定部分で止まってしまうようだ。
付属のCD-ROMにあるtar ballを/で展開すると、 一応開発環境もそろうようだ。 ただ、howlはコンパイルできなかった。 DebianやVineをインストールするためのイメージも有志によって提供されているので、 入れ替えてみよう。
とりあえず40GBのハードディスクをつなげて動作を確認した。 sambaはバージョン2.xで、文字コードはsjisが指定してある。 netatalkのほうは確認しなかったが、 とりあえずWindowsマシンはSMB/CIFS、 MacOS XはApple Talkで接続すると問題なし。 しかし、howlがコンパイルできないので、 iTunesサーバーにできない。
そこで今度は160GBのハードディスクでDebian化を図る。 玄箱うぉううぉう♪にイメージがあるので、 これを利用させていただいた。 KuroBoxUpdate.exeを使ってイメージを転送するより、 ftpでメンテナンスモードの玄箱に転送し、 玄箱自身でtarを使って展開したほうが確実なようだ (http://kuro.dsk.jp/data/dist/install_debian_standalone.txt )。 ネットワークはDHCPではなく、192.168.0.100/24の決め打ちになる。 いちいちワークマシンの設定を変えてアクセスするのも面倒なので、 玄箱再起動前に
/etc/hosts.allow
all : 192.168.x.0/255.255.255.0
all : 127.0.0.1
/etc/network/interface
iface eth0 inet dhcp
iface lo inet loopback
auto eth0 lo
などと自宅の環境に合わせて書き換えた。 いやー、edが使えるとまずたいていのところで編集できるな。
再起動後は
export http_proxy=http://192.168.x.x:3128/
export ftp_proxy=http://192.168.x.x:3128/
export TERM=xterm
なんてタイプしたり.bashrcに書いたりしてから、 dselectやapt-getでパッケージをアップデートしたり、 インストールしたり。 Debian触るのも久しぶりだなあ。 Debianとしてのバージョンは3.0のようだ。 最初に用意されているtmp-kunというアカウントを削除し、 自分用のアカウントを作る。 当然rootのパスワードも変更する。
stableなパッケージだとsamba 2.2.3しかないので、 3.0.14aを最近では珍しくtar ballからコンパイルした。 といっても、./configure; make; make installで終わりだが。 /usr/local/samba/lib/smb.confに
display charset = UTF-8
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
とか書くと、Windows 2000/XPとMacOS Xの両方で、 ほぼファイル名の文字化けが防げる。 nmbdとsmbdをデーモンとして常駐させる。 自動的に起動するのは、どうやるんだったかなあ。
http://www.porchdogsoft.com/products/howl/
http://www.mt-daapd.org/
iTunesサーバー化の覚え書き。
以前からあるファイルサーバーと整合性をとるため、 sambaの設定を
display charset = EUC-JP
unix charset = EUC-JP
に変更。
ワークマシンから700MB弱のAVIファイルをFTPで転送してみたところ、 読み出しも書き込みも5MBytes/sくらいだった。 まあこんなものでしょう。 いちおう25MbpsのDVコーデックなAVIファイルも、 途切れることなく再生できる。
ちなみに、以前からあるファイルサーバーだと、8MBytes/sくらい出る。 こいつはPentium 3/850MHz×2にメモリが768MBという代物なので、 大健闘といっていいだろう。 まあどっちもハードディスクが律速なんだろうけれどね。
USBプリンタをつなげてみた。 ものはHPの895Cxi。 1215Cでも同じようにできそうだが、 PSC 2450はちょっと無理かも。
以上でsmb経由のネットワークプリンタに。 Windows XPとMacOS 10.4.1から普通にネットワークプリンタとして追加、 印刷できた。
/etc/printcap
895Cxi:?
:lp=/dev/usb/lp0:?
:sd=/mnt/share/spool:?
:mx#0:?
:sh:
/usr/local/samba/lib/smb.conf
[printers]
comment = All Printers
path = /mnt/share/spool
guest ok = Yes
printable = Yes
browseable = No
writeable = no
ハードディスクを120GB×4のストライプに変更したファイルサーバーから、 玄箱/HGにftpでアクセスしてムービーファイルを読み出してみた。 10~11Mbpsくらい出ている。
OSのアップグレード。
Errors were encountered while processing:
/var/cache/apt/archives/flex_2.5.31-31_powerpc.deb
E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)
で停止。再度apt-get dist-upgradeを実行。 flexに関する問い合わせはYesと答えればOK。 相変わらず、Debianのアップグレードは簡単だ。 もっとも http://www.debian.org/releases/stable/powerpc/release-notes/ を見ると、 apt-getではなくaptitudeを使った方がいいらしい。
Debianのバージョンをあげたら、 samba経由での印刷ができなくなってしまった。 そこで、
で、なんとか使えるようになった。
Windows上で動くID3Tag編集ソフトでいじったファイルをmt-daapdで共有すると、 変な表示になる。 どうもUTF-8とMS漢字コードの問題らしい。 http://ouchi.nahi.to/~kaidempa/mt-daapd/mt-daapd-0.2.1.1-cp932-3.patch のパッチを当ててコンパイル、 と思ったら ./configureでgdbm.hが見つからないと言われる。 aptitude install libgdbm-dev としてから再度コンパイル。 今度はうまくいった。 表示もちゃんとしている。
iTunesが6.0.4になったら、またmt-daapdとつながらなくなった。 最新の0.2.4を入手して再コンパイル。 文字コードのパッチは http://ouchi.nahi.to/~kaidempa/mt-daapd/mt-daapd-0.2.1.1-cp932-3.patch がそのまま使えるみたい。
subversionを仕込む。 ここしばらくはせいぜいRCSでCVSも使っていなかったが、 PTAのミーティングなんかはPowerBook G4(M9969J/A)で記録を取っている。 で、ファイルサーバーとの同期をとるのが面倒なのでひとつ試してみることにした。 なぜかFreeBSD 5.3だとIPv6はつながるのにIPv4でつながらないのだ。
玄人志向のWebからセットアッププログラムをダウンロードした。 しかし、すでにDebianで動いている玄箱/HGは認識されないのだった。 しかたないので一度分解し、 ワークマシンでいったんパーティションを削除して、 あらためて確保したパーティションをNTFSでフォーマット。 フォーマットしたハードディスクをもう一度玄箱に組み込んで、 セットアッププログラムを実行。 あ、見つけてくれた。 とりあえずは、NASにしよう。
echo -n NGNG > /dev/fl3
でEMモードに落とし、
# /sbin/mfdisk -e /dev/hda
# sh /sbin/mkfilesystem.sh
でパーティションの切り直し。 http://www.genbako.com/debian-2.6.17.3/debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz を入手して、/mnt2に転送。
# cd /mnt
# tar zxvf /mnt2/debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
で展開。
/etc/hosts.allowと/etc/network/interfaceを適当に編集したあと、
echo -n 'OKOK' > /dev/fl3
で通常モードに戻してリブート。 ユーザーを登録したら、 /etc/apt/sources.listを deb http://cdn.debian.or.jp/debian/ stable main contrib non-free に書き換えて
# aptitude update
# aptitude upgrade
# aptitude install initrd-tools
# aptitude dist-upgrade
# aptitude update
でとりあえず終わり。
mt-daapdもパッケージになっているので、即インストール。 x11までインストールされちゃうのは、ちょっと困ったちゃんだけど。
冷却ファンが止まっているのでケースを開けてみたが、 どうやら配線が専用になっているみたいだ。 汎用のファンを買ってきて交換しようかと思っていたのだが挫折。
Subversionのクライアントから書き込めないのでおかしいと思ったら、 ハードディスクが壊れたらしい。 冷却ファンが壊れて結構な温度になっていたからなあ。 とりあえず電源を落として電源プラグを抜く。 たぶん、二度と起動しないだろうなあ。