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2003年のM9008J/A

2003年12月11日

「iBookのハードディスクを交換すれば」などと言っていた舌の根が乾かぬうちに、 SuperDrive内蔵のPowerBook G4を買ってしまった。 持ち歩くことを考えて、12インチモデルである。 大きさ、重さ、共にiBookと大差ない。 やはり持ち歩くのに2kgは重い。 せめて1kg台前半にならないと。 ただ、質感は全然違う。 プラスティックスと金属なのだから当たり前なのだが。 これはどっちもどっちで、甲乙つけがたい。 ただ、畳んだ状態から開く時が決定的に違う。 iBookは派手な音がするし、動きにスムーズさが欠ける。 対してPowerBookだと音もなくスムーズに開くのだ。 iBookは弟が使うことになった。

OS

OSは10.2が入っていた。 速攻で10.3に入れ替える。 DVDプレーヤーはOSのインストールと同時に入ったが、 iDVDは別にインストールすることになる。 まあ、SuperDriveの入っていないマシンだと使えないからなあ。 ちなみにこのSuperDrive、けっこううるさい。

2003年12月13日

標準状態でもストレスなく使えるが、 無線LANカード(Air Mac Extreme)とメモリを増設した。 このふたつはユーザーでも追加できる設計になっている。

無線LAN

基地局側は相変わらずメルコのWLA-T1-L11なので、 802.11bだし、WEPもWAPも使えない。 せいぜい、つながるクライアントのMACアドレスを指定するくらいである。 で、これが登録できないのである。 メルコのWebを探すと、バージョンのあがったファームウェアがある。 その中には「セキュリティ機能に登録できるMACアドレスの制限を解除」 なんて項目が。 で、さっそくファームウェアを書き換えて事なきを得た。 そろそろ、Apple製の基地局を買うべきかなあ。

メモリ

純正品は馬鹿馬鹿しいくらい高いので、 I/O DATAのAP-SDD266-512Mにした。 ほかにメルコのAN266-A512MZも使えるはず。

2003年12月25日

しばらくいじってみたところ、 メーカーはアナウンスしていないがDVD-RWメディアも使えるようである。 ただ、標準状態だとビデオ編集機能はあまり強力とはいえない。 まあ、DVカムコーダーから取り込んで、簡単な編集をして、 DVD-Videoを制作する、 といったことを想定しているようだ。 逆にいえば、標準状態でそこまでできる、 というとらえ方もあるかもしれない。 でも、WindowsベースのPCでもそのくらいの物はありそうだしなあ。 なんだかんだいって、 標準ではmpeg-2データがハンドリングできないのが痛い。 かといって6万円以上出してDVD Studio Pro 2を買うのも馬鹿馬鹿しい。 iDVDとDVD Studio Proの中間に当たるソフトウェアって、 MacOS Xにはあるんだろうか?  不勉強でいまひとつわからない。

iBookに対するアドバンテージとして、 デュアルディスプレイを使えるという点がある。 iBookでも外付けのディスプレイを使えるのだが、 本体のLCDと同じ画面しか出せない。 対してPowerBookでは、別々の画面として表示できる。 そのくせ、 マウスをころがしていくとカーソルがもうひとつの画面に移動する。 まあいまどきはWindowsでもGPUを選べば可能なのだが。 とりあえず試験的につないでみた。 が、あまりにも色が違うので笑ってしまった。 キャリブレーションをとっていないのでしかたないが、 外付けディスプレイのプロファイルをsRGBで統一しても、 内蔵LCDとは全然違う色なのだ。 ずっと色温度が低い。 Bluetoothのマウスとキーボードを併用して、 本体を閉じた状態でデスクトップ代わりに使うときにはいいかもしれない。

ついでにデュアルディスプレイ状態でDVD-Videoを再生してみた。 コントローラなどは内蔵LCDに、 再生画像は外付けディスプレイに表示するとなかなか具合がよい。 しかし、この状態で外付けディスプレイを外すと、 再生画像を表示するウィンドウは内蔵LCDから参照できない。 これ、どうやって引っ張ってくるんでしょうねえ?  Appleのことだから、きっとそういう機能を用意していると思うんだけど。