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あぶく銭が手に入ったので、 IBMのThinkPad 240(2609-43J)を購入した。 ノートといえば東芝かIBMだと思っているのだが、 最近東芝のノートは魅力的ではないのだ。 ThinkPad 240自体は、いつの間にかCeleron 400MHz、メモリ64MB、 HD 12GBという代物になっている。 にもかかわらず、秋葉原で探したら17万1800円である。 かなりお買い得のような気がする。
マニュアルを一通り読むと、 HDを工場出荷時の内容に戻すためにはリカバリーCD-ROMを使う。 で、これはIBM純正か、 あるいは松下電器産業のCD-ROMドライブが必要なようだ。 ちょっとブート用のFDをバックアップしてからいじってみたが、 手持ちのCD-ROMドライブではどうもうまくいかない。 でも、 ThinkPad 240用のプログラムはちゃんと別のCD-ROMに入っているので、 普通にWindows 98をインストールしても問題はなさそうである。
Kondara MNU/Linuxをインストールしてみる。 普段デスクトップで使っているDebian/GNU Linuxの2.1だと、 XFree86がちょいと古くてNeoMagic 128XDをサポートしていないようなのだ。
インストール時にXを設定したところ、見事にハングアップした。 2回目はXの設定を適当にスキップし、 コンソールでログインしてからXF86Setupを実行した。 これで800×600ピクセルの16bppだと問題なく動いているようだ。
いろいろとやっているうちに、 パーティションテーブルを壊したらしい。 「NO SYSTEM DISK」と表示して、ブートしなくなった。 そこでまず、Linuxのfidskでパーティションをすべて解放する。 作成しておいたWindows 98起動ディスクのfdisk.exeでは、 拡張パーティション内に作った非DOSパーティションが解放できなかったのだ。
ついでWindows 98起動ディスクのfdisk.exeで、 Windows 98用に2GBの基本パーティションを確保。 そのまま、FreeBSDをインストールする。 これはFreeBSD用のパーティションを確保するのが目的なので、 PAOを適当にインストールするだけ。
つぎにWindows 98用のfdisk.exeで、 拡張パーティション内に2GB、133MB、2GB、3GBの論理ドライブを作成。 それぞれLinuxのルートファイルシステム、 Linuxのスワップ領域、Windows 98のアプリケーション、 Windows 98の作業データ用に使うことにする。 最初にこうやって確保しないと、 Windows 98から見たときにパーティションテーブルがおかしくなるようだ。
とりあえず、この状態でKondara MNU/Linuxをインストールする。 linuxのfdiskを使って、 確保しておいたFAT32の領域をLinux naitiveとLinux Swapに変更した。 あとは普通にインストールするだけである。 で、Windows 98のCD-ROMにあるwin98ディレクトリを、 まるごとCドライブにコピーしてwinsrcとリネームしておく。 Windows 98をインストールすると問答無用でMBRも更新されるので、 Linux起動用のFDも作っておく。
さて、何度もやった、Windows 98のインストールである。 30分くらいで終了する。 インストール後、 PCカード経由でCD-ROMドライブを認識しなくてあせったが、 CD-ROMドライブの電源を入れ忘れていためだった。 IC-Cardという名前の怪しいLANカードを使っているのだが、 これを使ったあとはWindows 98の終了がうまくいかない。 「まあ、こんなもんでしょ」と思いつつ、 付属の「導入済アプリケーションCD-ROM」からいろいろとインストールする。 すると、サプリメンタルとして置き換え用のpcmcia.infがある。 これをc:\windows\infにコピーすると、 LANカードを使った後でもちゃんとWindowsが終了する。
今度は、FreeBSDのインストールだ。 ドキュメントにしたがって、 C:\FreeBSD\paobinとc:\FreeBSD\paosrcを作っておく。 幸い、手持ちの東芝製24倍速CD-ROMドライブがPAOで動くようなので、 これを使ってFreeBSD本体はCD-ROMドライブから、 PAOはDOSパーティションからインストールする方法を使った。 ちなみに、CD-ROMドライブはCardBusでは動作せず、 16ビットモードで動かす必要があった。 まだ、パッケージは入れていない。
ここまでで、とりあえずOSのインストールは終了した。 作成しておいたLinuxのブートFDでLinuxを起動し、/etc/lilo.confに
other=/dev/hda2 label=FreeBSD table=/dev/hda
を追加してliloを実行する。 これで、起動するOSを自由に選択できるようになった。やれやれ。
きょうび、標準の64MBというメモリではいささか手狭である。 どうせノートPCの部品なぞいつまでもあるわけではないので、 128MBのボードを買って増設した。 あんなに小さいのに、128MBなんだねえ。 でも2万5000円くらいだから、デスクトップ用の2倍くらいの値段だ。 体積あたりにしたら、4~6倍くらいになりそう。
手順としては、
だけだ。 外すべきネジには、DIPのICとおぼしきマークがそばに書いてある。 キーボードは手前が爪になっているので、 奥を浮かせるようにすれば簡単に外れる。 メモリソケットは、右手の下あたりになる。 ハードウェア的にはこれでおしまい。 ソフトウェア的には、 専用のプログラムでハイバネーション用のファイルを作ってやった。 で、メモリが増えたので当然ハイバネーションも遅くなった。
メモリ容量 | 移行時 | 復帰時 |
---|---|---|
64MB | 49秒 | 80秒 |
192MB | 75秒 | 130秒 |
ハイバネーションからの復帰にかかる時間など、 再起動とほとんど変わらないありさまだ。 やりかけの作業が継続できるだけまし、 というだけの機能になってしまった。 その代わり、 7000秒以上かかっていたレンダリングが500秒を切るようになった。 恐るべしはスラッシング、 実に14倍以上のスピードアップである。 これでKDEでもGnomeでも、問題なく使えるぞ。
FreeBSDを4.2にしてみたのだが、 起動時にPCカードの初期化に行って固まる現象が多発。 発生の原因がわからない。 Windows 98用の領域を増やす必要もできたので、 パーティションから切り直してFreeBSDを削除することにした。 ついでにDebianが2.2になったので、こいつもインストール。 といった作業のおかげで、 いつの間にか「Operating system not found」に。 またWindows 98からインストールしなおしである。
純正品のエアラインアダプタを試す。 名前はエアラインだが、要するにDC-DCコンバーターだ。 車のシガーライターソケットからThinkPad に供給する電圧を作り出す。 さすがに純正品なので、別に問題なく動いた。 USB-GPSと組み合わせて、八ヶ岳旅行もばっちりか?
Plan9を入れ損なったのを機に、 HDのパーティションを切り直してWindwos 98を再インストール。 が、ProAtlasW全国版が容量不足でインストールできない。 うーむ、12GBのHDでは足りないか。 とはいえ、いまや30GBの2.5インチHDが1万円少々。 さっそく買ってきて入れ替えた。 交換は簡単だったが、HDを止めるネジがきつくて苦労した。 Windows 98のブートFDを使ってfdiskを実行すると、 あっさり全部認識できた。ほっ。
以下、
までやって就寝。
承前。今日はWindows Updateから。
でシステム関係は終わり。
ふと思い立って、Windows 2000をインストール。 まず部品寄せ集め6号でインストール用のフロッピーディスクを作成。 ついでUSB接続のCD-ROMドライブを使ってインストールしようとしたら、 「CD-ROMドライブが見つかりません」 だそうだ。
手持ちのKXL-RW21ANもPA2673UJも、 ブートデバイスとしては使えなかった。 仕方がないので、
といった手順でWindows 2000をインストールした。 さらにWindows updateを一通り適用し、 無線LANカードとKXL-RW21ANのドライバを組み込み、 Norton System Worksをインストール&アップデートした段階で IBMのRapid Restore Ultraを入れてみた。 あらかじめWindows 2000で、
という準備をしておく。 するとうまい具合に、 バックアップ用の領域と Cドライブ用のパーティションできっちりハードディスクを使い切るようになった。 しかし、なんだかんだでインストールには1時間ほどかかってしまった。
急に娘がUSBケーブルを欲しがった。 貸しているThinkPad 240でiTunesを動かし、 その音をCD/MDプレーヤーから出したいのだという。 誕生日のプレゼントに買ってあげたプレーヤーだが、 USBオーディオデバイスとして使えるなど全然気にもしなかった。 さすがにThinkPad 240のスピーカーよりはましだが、 しょせんはラジカセの音レベルである。 まあ、でかいスピーカーを置くスペースなんて無いしな。