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ThinkPad X31

http://www-6.ibm.com/jp/jpccinfo/biosdd/

2004年2月23日

ThinkPad 240のバッテリーが寿命を迎えたのをきっかけに、 ノートPCを新調した。 ThinkPad X31の2672-CAJという、Windows 2000モデルである。 Service Pack 3までしか当たっていないので、 まずはWindows Updateを行う。 セキュリティパッチと、Windows 2000用のアップデート、 更新されたドライバ、 すべてにいくつかの項目がある。適当に選択した。

何回目かの再起動時に、勝手にNorton AntiVirus 2003が動き出した。 面妖な。 すべてのファイルをスキャンしている合間に、 「IBM PCお客様登録」をすませる。 む、無線LANが知らないアクセスポイントにつながっている。 近所にあるのか?  ついでに、ネットワーク接続を切り替える 「IBM Access Connextions」というプログラムがある。 つーか、こーゆーのがないと切り替えられないのか?  MacOSは10.2あたりでもう自動だったような気がするが。

しかし、12インチは思っていたよりも大きい。 今までがThinkPad 240の10.4インチだったからなあ。 アップデートと設定が一段落したところで、 Rapid Restore Ultraをインストール。 HDの隠しパーティションにディスクイメージをバックアップするツールらしい。 インストール後にリブートを要求し、 DOSレベルでパーティションを確保している様子。 工場出荷時の設定に戻す「Disk to Disk」とはまた違う領域を使うのだろうか?

最大で111分かかるとのメッセージが表示される。 継続的なパックアップか、1回限りかの選択。 USBストレージにもバックアップできるようだが、 接続していないので選択できなかった。 再インストールしないと変更できないらしい。 実際には30分ほどでインストールが終了した。

ウルトラベースX3とCD-ROMドライブも一緒に購入したので、 そいつをとりつけてテスト。 しかし、 CD-ROMドライブをウルトラベースに組み込む方法は印刷されていない。 まあ、見ればわかるけど。 ちゃんと見えるし、CD-ROMからのブートも可能だった。よしよし。

念のため、ハードディスクのエラーチェックを行う。 といっても、chkdskをかけるだけ。 FAT32でフォーマットされたCドライブ一つだけなので、 NTFSよりは簡単にエラーチェックできる。 ただ、時間がかかるのはどうしようもない。

2004年2月24日

意外と大きいX31

意外なことに、 X31は12インチPowerBook G4(M9008J/A)とほぼ同じ底面積だった。 ThinkPad 240は一回り小さいのだけれどね。 といっても、PowerBook G4は2kg、X31は1.6kgである。 光学ドライブの差かなあ。 ウルトラベースが700gだから、 ドッキングさせるとずっと重くなっちゃうし。

しかしこのあたりの重量って、体感しやすい。 X31単体だと明らかにPowerBook G4より軽いし、 ウルトラベースをつけるととたんに重くなる。

リカバリーディスク

X31用のリカバリーディスクを注文する。 Windows 2000は2005年3月31日で受け付け終了、 2004年3月31日以降は在庫のみ、なんてWebに書いてあるだもんなあ。 まあ5000円ならいいか。

2004年2月27日

Gentoo Linuxを入れてみる。 邪魔なのでRapid Restore Ultraは削除。 というか、パーティションから作り直して、 インストールし直していないというのが正解か。 複数パーティションや複数OSだと面倒なことになりそうなのだ。

2004年2月28日

X31のメモリは標準で256MBだ。 いまのところこれで不自由は感じていないが、 Windows 2000でちょっとヘビーな使い方をすると足りなくなるだろう。 なので、512MB増設することにした。 これが1万5000円なのだから、笑ってしまう。 合計で768MBは、我が家でも屈指のメモリ持ちということになる。 現在、組み込みのテストツールでメモリチェック中である。 自己診断プログラムがROMに入っているって、便利だよなあ。

2004年3月1日

メモリ増設のためにいったんバッテリーを外したら、 満充電でも96%という表示になってしまった。 もっとも、タスクトレイのアイコンではなく、 常駐のマネージャプログラムのほうだが。 1回最後まで使い切ってからフル充電すれば戻るかなあ。

2004年3月18日

IBMからのダイレクトメールに興味をそそられてショッピングサイトを見たら、 X31は販売終了だそうな。 後継機って発表されていないよなあ。 X40だけにするのか、X32を出すのか。

2004年4月18日

Rapid Restore Ultraの後継であるRescue and Recovery with Rapid Restoreをインストールしてみた。 インストールには30分くらいかかった。 Boot Loaderをいじくるらしく、 インストール後に再起動してGRUBと画面に表示したまま凍り付く。 しかたないので、Gentoo LinuxのCD-ROMで起動して、 もう一度GRUBをインストールし直した。 とりあえず動くようである。 バックアップは明日だな。

2004年4月20日

Gentoo Linuxなぞをインストールして遊んでいたせいか、 気がつくと起動時に「Access IBM」ボタンを押してもユーティリティに移行しなくなった。 そこで、ものは試しと購入しておいたリカバリディスクを使ってみた。 Gentoo Linuxのインストール用CD-Rを使って、 あらかじめパーティションはすべて削除しておいた。

Master Boot Recordは変更されないらしい

必要なファイルをハードディスクにコピーしてから再起動するのだが、 GRUBが必要なファイルを見つけられなくて止まってしまう。 Windows 98のCD-ROMで起動し、 fdisk /mbrとやったら一応リカバリが続けられるようになった。

D2D領域は確保されず

ハードディスク全体がひとつのFAT32パーティションとして確保され、 バックアップ用の領域はなさそう。 Rapid Restore PCをインストールしてみたら、 アンインストールの方法がない。 そのままRapid Restore Ultraをインストールすると、 置き換わった上でアンインストールできるようになった。 この状態で、300MBほどのサービス区画ができた。 で、Rescue and Recovery with Rapid RestoreをインストールしてもD2D領域は回復せず。 ま、BIOS Setupにはアクセスできるからいいか。

追伸 起動時にF11を押すと、Rescue and Recoveryが起動する。 Access IBMじゃないのね。

無線LANモジュール交換

所得税の還付金が入ってきたので、 無線LANモジュールを802.11bから802.11a/b/gに交換。 ハードウェアチェックはとりあえずパス。 アクセスポイントにMACアドレスを登録。 デバイスドライバをインストールして、 Access Connectionsで暗号キーなどを設定する。

ハードディスクの換装

還付金で富士通の80GBハードディスクも購入。 無線LANモジュールと合わせて、ちょうど還付金と同じくらいになった。 無線LANモジュールの動作を確認してから、ハードディスクを交換する。 交換はネジ1本ですむ。 BIOSも認識しているようなので、 Product Recovery CDでブートする。 すると、「Product Recoveryプログラムを再インストールするかどうか」を聞いてきた。 まっさらなハードディスクだと、聞いてくるのかなあ。 隠し区画を1.5GBほど使うそうだ。 とりあえずYesと答える。

インストールの終了まで、1時間ちょっと。 ハートディスクのベリファイも終了。 あとは細かい設定とか、Updateをしなくっちゃ。

2004年4月21日

  1. Windows Update
  2. IBMの提供するソフトをアップデート
  3. Norton System Worksをインストール
  4. 不要なソフトをClean Sweepで削除
  5. ATOK、putty、WZ Editorをインストール
  6. Speed Disk実行
  7. Rescue and Recovery with Rapid Restoreをインストール(30分)
  8. Rescue and Recovery with Rapid Restoreでローカルディスクとネットワークドライブにバックアップ(35分+10分)

2004年9月15日

Rescue and Recovery with Rapid Restoreが意外とハードディスクを使うので、 削除した。 まあ、このマシンにしかないデータは存在しないからなあ。

2004年11月13日

このモデルにはセキュリティチップが内蔵されている。 どうやって使うのかと思っていたら、 IBM Client Security Softwareというのをインストールする必要があったのだった。 これでWindows 2000へのログイン時にパスフレーズを使えるようになる。 また、パスワードマネージャや、 ファイル暗号化モジュールも提供されている。 いずれもRSAの秘密鍵をセキュリティチップに保存するので、 ハードディスクを別のマシンにつなげても読み出せない。

最近流行の個人情報保護なんかにはいい仕掛けだなあ。

2004年12月11日

Sonic Stage for moraがうまくインストールできないので、 リカバリディスクでまっさらな状態に戻してみることにした。 ちなみに、無線LANモジュールは標準の物から11a/b/g対応の物に交換してある。 付属のCD-ROMに入っているIBM Access Connectionsでないと認識しない。

19:00 作業開始
20:07 IBM Message Centerアップデート
20:09 Window Update
21:59 無線LANモジュールドライバー
22:05 IBMソフトウェア導入支援
22:10 無線LAN設定
23:50 Sonic Stageインストール
23:54 玉砕
エラーが発生したため、Omgjbox.exeを終了します。 プログラムをもう一度開始する必要があります。
エラーログを作成しています。

だそうだ。

2004年12月14日

どうもTKIPが使えないと思ったら、 無線LANモジュールのドライバやらIBM Access Connectionやらをアップデートしていないからだった。

2005年2月20日

娘の作業マシンとなって久しい。 iTunesのアップデートがてら、 Microsoft UpdateとIBMソフトウェア導入支援を実行。 結構な数のアップデートがあった。 アンチウィルスソフトも更新しないといけないんだよなあ。

2006年4月16日

IBMのモジュールをアップデートしたら、 ネットワークにつながらなくなってしまった。 無線も有線も同時になので、ハードウェアの故障とは考えにくい。 いろいろいじったが回復せず、クリーンインストールすることに。

起動時にF11キーを押して、 Rescue and Recovery with Rapid Restoreからリストア。 これが40分くらい。 ここから延々と不要なファイルを削除し、 最新のソフトウェアにアップデートする。

2008年2月28日

しばらく娘に貸していたのだが、 自分の部屋に専用のデスクトップマシンをせしめたので返却された。 バックアップをとって、 ハードディスクを大きいのに入れ替えるとしよう。