トップ > 興味のあること > バイク > スーパーカブ110

更新情報

2024年3月21日 オーバーホール
2024年3月19日 分針
2024年3月17日 グランドセイコー
2024年2月12日 Bluetoothマウス切断
2024年2月11日 ANKER SoundCore
2024年2月10日 ノート給油
2024年2月9日 防水温湿度計
2024年2月8日 ハクキンカイロ発熱量
2024年1月28日 出勤セット
202年1月7日 バイク保険更新

2010年のスーパーカブ

2010年5月8日

写真:スーパーカブ110

DR-Z400SMが忽然と消えてからはや半年。 出てきそうにないし、 そろそろ禁断症状も出そうだしということで次期主力二輪車を物色。 「50、200、250、400と乗った。 もう遠出はせず通勤専用だから、 次は125かなあ、維持費も安いし」 と考えたのだが、 今や125ccのバイクはほぼ全滅。 残っているのはスクーターとAPEにKLXくらいか? 試しにアドレス125に乗ってみたが、 やはり慣れないスクーターは怖い。 かといって、KLXではちと予算オーバー。 でも、125ccのオフ車ってこんなに小さかったかなあ。 DT125はもっと大きかったような気がする……。 いやまて、スーパーカブなんてのがあったはず。

調べてみたら、90は生産中止で、去年後継車として110が出たのだとか。 カブらしさがどうのこうのという意見もあるが、 通勤の足と割り切ればどうということはない。 樹脂製の外装があーだこーだという人もいるが、 私は1983年にバイクに乗り始めてからこっち、 外装が金属のバイクなぞ乗ったことはない。 いったい何時の話をしているのやら。 もっとも耐久性に関しては確かに未知数で、 スーパーカブの名に恥じないことを祈るのみだが。

さすがに試乗車がなかったので乗らずにオーダーしたが、 ニーグリップできないのがちょっと不安。 ステップがある分スクーターよりは馴染めそうだけど。 乗り出し価格で26万2000円也。

2010年5月13日

Webをウロウロしていたら、 スーパーカブ 110にはオイルフィルターがない、 といった記述が。 それでよくあれだけのタフネスぶりを発揮できる物だと思ったが、 サービスマニュアルを見たらストレーナーとフィルターはある。 ただ、どちらもクランクケースカバーを外さないとアクセスできず、 交換を前提とした作りではないが。

2010年5月15日

オドメーター0.3kmで納車。 簡単な説明を受ける。 エンジンオイルは最初500km、 以後は2000kmでの交換が望ましいと言われた。 また、シフトペダルを踏んでいる間はクラッチが切れるので注意、 だそうだ。 うっかりペダルを踏んだままアクセルを開けてしまうと、 ペダルを離したとたんウィリーになるらしい。 あとはメインスイッチの場所と、 ガソリン給油口の場所を確認して終わり。 クラッチレバーを握らずにペダルを踏み込むというのは、 ちょっと躊躇した。 が、走り出してみると意外とシフトを間違えない。

オドメーター13.1kmでガソリンを1.77L給油。 4.3Lのタンクで、燃料計は半分位を指していたので計算が合わない。 給油量を間違えたかなあ。 最初の給油なのでまだ燃費はわからない。 1速の速度上限は30km/hまでとなっているが、 発進したらすぐ2速に入れるくらいのほうがエンジンに無理をかけずにすみそうだ。 マニュアルを見たら、 2速の受け持ち範囲が0~55km/hになっている。 2速発進がメーカー公認なのか。 ついでに書くと、 500kmまでは慣らし運転という記述があった。 走り始めたら、ポロポロというか、ヒュルヒュルというか、 なんとものどかなエンジン音を聞きながら40km/hくらいで4速に入れてしまう。 50km/hは楽勝だが、 60km/hになるとそろそろエンジンが頑張り始める印象。 でも回さなくてもスルスル走る感じで、確かに5速が欲しくなるな。

シフトダウンの時は、 ペダルを踏んでいる時にアクセルを軽くあおって回転を合わせればOK。 このあたりはマニュアルクラッチと同じ感覚である。 しかし、エンストを気にしなくていいというのは、 こんなにも楽なのか。 足もべったりと付くので、極低速でのすり抜けも全然怖くない。 ブレーキも問題なく効く。 車重の軽さが裏目に出ると、 ギャップを踏んだときにちょっと突き上げを喰らう。 が、それも時々で、たいていは問題なく通過できる。 軽快な運動性で、ちょっと軽やかすぎて怖い感じもする。

自賠責保険は1年で6960円。 任意保険は全労済で対人無制限、 対物無制限に自転車保険をオプションで付けて、 家族限定で年額8540円。 税金は多分毎年の1600円だけ。 タイヤは前後でも1万円で買えそうだし、 まあランニングコストは安そうだ。

2010年5月16日

16:00ごろ完熟走行に出る。 購入前の懸念点は

  • ドラムブレーキ
  • 自動遠心クラッチ
  • ニーグリップできない

だったが、どうやら杞憂だったようだ。 街中を普通に走っている分にはフロントブレーキ、 リヤブレーキ、共に十分な効き目と感触である。 パニックブレーキの時はどうだかわからないが。 あとは昔懐かしい遊びの調整が面倒なだけだ。

クラッチもレバーが無い点をのぞけば、 MTとそれほど変わらない。 ギヤ抜けみたいなこともない。 ゆっくり丁寧に操作した方が少ないショックで切り替えられる。 シフトペダルの操作方向は逆なのだが、 これは不思議と混乱しない。 ペダルの形状も違えば、操作感覚も違うせいだろうか。 エンジンブレーキもちゃんと効くし、 スロットルに対するレスポンスでも直結感がある。 さすがに停止直前には空走している感じだけど。

4から3、3から2へのシフトダウンはほとんど問題ない。 回転を合わせるのも簡単だ。 ただ、2から1に落とす時はなかなか回転を合わせられない。 停止してから1速に落とすのが良さげである。 ここで1速入れっぱなしにできるのが楽なところ。 普通のMTだとクラッチレバーを引いておかないとダメなので疲れるのだ。 もちろん、前か後ろのブレーキはかけておく。

スクーターに乗ると、 慣れない乗車姿勢のせいで不安になる。 スーパーカブもニーグリップができないので不安になるかと思っていた。 が、ステップに足を乗せるだけでずいぶん安心できる。 人の感覚はいいかげんというか、不思議というか。

燃料計のセンサーはタンク後部にあるようだ。 上り坂で停止すると針がFに近づき、 下り坂で停止すると針がEに近づく。 タンク一杯にガソリンを入れてから60kmほど走ったので、 ざっくり1L減っている計算になる。 ガソリンタンクの容量は4.3Lだから燃料計は3/4ほどを指すはずなのだが、 そこよりも少しばかり上を指している。 慣らし運転ということで交通量とゴーストップの少ない道を走ったので燃費が良かったのか、 燃料計がリニアになっていないのか。 ま、これはしばらく乗っていればわかるだろう。

2010年5月18日

2日ほど通勤に使用。 さすがに交通の流れを置き去りにするのは無理だが、 流れに乗って走るのは十分可能だ。 信号待ちからの出足なら、大抵のクルマを置いていけるし。 まあ小さなせいか、 クルマがこちらの存在を無視しがちというのが困ったものだ。 突っ張って怪我をしてもつまらないのでおとなしく譲っているが。

前評判通り、燃費はかなりのもの。 オドメーターが110kmを超えて、 ようやく燃料計が1/2のあたりを指すようになった。 ちなみに、ブレーキをかけるとガソリンが前に寄るらしく、 信号が変わるのを待っているとジリジリと燃料計の針がF方向に動いて行く。

2010年5月21日

オドメーター157kmで2.8L給油。 実燃費51km/Lほど。 慣らし運転中とはいえ、本当に50km/Lも走るんだなあ。

サービスマニュアルを見たら、 燃料計センサーはフューエルポンプと一体になっている。 細かい説明はないけれど、 見た目はフロートがタンク中央から後部に伸びている感じ。 これで可変抵抗器を動かして、電気的に検出するのだろう。

2010年5月25日

GPSMAP60CSxをマウントするために、 新宿のGPSストアでRAMマウントを購入。 ベースはバックミラー根元に共締めするタイプにした。 アルミにラバーコーティングした感じのボールがミソ。 機材を付ける側にも同じようなボールマウントがあって、 これをアームで挟み込むという仕掛け。 GPSMAP60CSxをつけるとこんな感じ。 本体裏面にねじ込んだボタンスクリューを利用して固定する。 そのままではうまく入らず、 少しマウントをそらすようにしてセットする必要あり。 実際にはアームを可能な限り畳んで表示部をハンドルに近くしたほうが見やすいような気がする。 年を取ってピントの調整機能が衰えているのかも。 夜に走っているとバックライトが消えて見えにくいが、 曲がり角では自動的に点灯するのでまあよしとしよう。

2010年5月27日

燃料をたっぷり入れると、燃料計の針がFを超えたところまで行く。 30kmくらい走ってもまだ天井に張り付いたままで、 40kmくらい走るとようやくFのあたりにおりてくる。 で、90kmくらい走っても針は3/4あたり。 あてになるんだかならないんだか。 まあエンプティがわかるだけマシ、なんだろうなあ。

2010年5月31日

総走行距離325.3kmで2.78L給油。 実燃費60.54km/L。 なんと60km/Lを超えてしまった。 カタログ燃費に迫ろうかという勢いである。

しかし、 そろそろ燃料計の針が赤い部分に差しかかろうかという時に給油したのに、 2.78Lしか入らないというのはどうしたわけだ? ガソリンタンクの容量は4.3Lのはずなんだが……。

2010年6月3日

キャブレターからインジェクションになったために変わったことがある。 まず、ガソリンコックが無くなった。 メインスイッチを入れるとガソリンポンプが作動して、 インジェクターに対して圧力をかけたガソリンを供給する。 逆に言うと、 電気がこなければガソリンは動かないのだからコックは必要ないのだろう。

もう一つは、エンジン始動直後から低い回転数で安定すること。 クルマだと手動のチョークからオートチョークに変わったときは手間こそ減ったものの、 エンジンが暖まるまでは少し高めの回転数でアイドリングしていたものだが。 まあ油温センサーまで備えて制御を最適化しているからなあ。 なんにせよ燃費の向上、 すなわちCO2排出量の削減に役立っていることは確かだ。

さらに付け加えるなら、キックペダルによる始動が簡単。 メインスイッチを入れてPGM-FI警告灯が消えたら、 何も考えずに踏みおろせばいい。 抵抗も250cc単気筒のバイクに比べたら問題にならないくらい小さい。 セルモーターなんかいらないのではないかと思うくらいである。 実際、セルモーターはまだ1回しか使っていない。

2010年6月10日

総走行距離508.5kmで3.13L給油。 燃料計の針は完全に赤い部分に入っていたが、 まだ余裕がありそう。 実燃費は58.5km/L。 今回はちょっと3速で引っぱり気味な走り方をしたので、 こんなものだろう。

2010年6月11日

3速で60km/hくらいまで引っ張ると、なかなか楽しい。 回転の上昇と共にリニアにパワーが発生する。 が、まだ使い切れないほどではない。 懐かしい感触だ。

しかしブレーキはもう少し強力なのが欲しい。 最初はいいのだが、 その後握り込んでいっても思ったほど減速しない。 なんか、リニアではなく、ログな感じ。

2010年6月12日

総走行距離534kmで1ヶ月点検。 タイヤ空気圧の調整と、エンジンオイルの交換ぐらいだった。 なんかワコーズのプロステージSを入れたようだ。 ホンダのG1でいいんだけどなあ。 金額は2230円。 点検そのものは無償なので、オイル代と交換工賃である。 ちょっとシフトがかっちりしたような気がする。

2010年7月4日

総走行距離686.6kmで2.97L給油。 実燃費59.97km/L。 通勤オンリーのちょい乗りでこの燃費。 スーパーカブ恐るべし。

2010年7月23日

総走行距離872.8kmで3.02L給油。 実燃費61.66km/L。 おお、燃費が良くなっている。 今までのバイクは慣れてくると燃費が悪化していたのだが。 まあ、しゃかりきに加速しようとか、 高回転まで引っ張ろう、なんて気にならないバイクだからなあ。

それにしても、燃料計の赤い帯真ん中くらいまで針が落ちているのに、 3Lしか入らないのかあ。

2010年7月27日

どうも、シフトペダル前端の広がった部分を踏もうとすると、 ブーツが引っかかる。 その手前、アーム部分を踏むように意識するとうまくいく。 まあ実際に踏んでいる場所がそう変わる訳ではないのに、 不思議なものだ。

2010年8月12日

走行距離1000km突破。 3ヶ月かかった。 やっぱり、遠乗りする代物じゃあないよなあ。

2010年8月16日

総走行距離1047.7kmで2.84L給油。 実燃費61.87km/L。

2010年9月3日

総走行距離1236.2kmで3.19L給油。 実燃費59.09km/L。

燃料計の赤い部分に半分ぐらい入っていたのに、 まだ4Lには届かない。 どうやら1回満タンにすると200kmは走れそうだ。

2010年9月11日

総走行距離1384.4kmで2.4L給油。 実燃費61.75km/L。 相変わらず燃費がいいなあ。

2010年9月21日

総走行距離1577.5kmで3.02L給油。 実燃費64.93km/L。 ちょっと遠乗りに出たので、だいぶ燃費が良くなった。

2010年10月3日

タイヤの空気圧をチェック。 意外なほど減っていた。 フロアポンプで充填。

2010年10月4日

雨だったり眠かったりで、 もう1週間以上乗っていない。 まあスーパーカブだから別にどうということはないだろうけれど。

2010年10月9日

10日ぶりぐらいにエンジンをかけたら、 一発ではかからず3~4回キックする必要があった。 スーパーカブでもこんなことがあるんだなあ。

2010年10月16日

総走行距離1748.9kmで3.09L給油。 実燃費55.47km/L。 いきなり燃費が悪化した。 10日ほど乗らなかったせいだろうか。

2010年11月4日

総走行距離1904.5kmで2.82L給油。 実燃費55.18km/L。

理屈ではスルットル全開の方がスロットルロスが減って効率は良くなるはず。 なので、今回は信号待ちからの発進でなるべくアクセルを大きく動かしてみた。 さすがにこのくらいの馬力だと、 スロットル全開でもまだ制御できる。 しかし、結果としてはほとんど燃費に影響せず。 スロットル開度はコンピューター制御じゃなかったよなあ。

2010年11月6日

タイヤ空気圧チェック。 意外と低くなっていたので補充。 後輪は少し高めにしてみた。 エンジンオイルの交換と定期点検を予約してきた。

2010年11月10日

総走行距離1992.9kmで1.75L給油。 実燃費50.51km/L。 むう、どんどん燃費が悪くなっているな。

2010年11月13日

半年たったので定期点検に。 午前中に預けて、16:00くらいに終了。 エンジンオイルを交換して6955円也。 DR-Z400SMに比べると、ずいぶん安いなあ。

2010年11月20日

総走行距離2083.4kmで1.92L給油。 実燃費47.14km/L。 点検に出すと、いつも燃費が悪くなる。 まあ走らせずにエンジンをかけてチェックするのだから当然なのだが。

2010年12月9日

総走行距離2258.1kmで2.89L給油。 実燃費60.45km/L。 なんだか燃費が回復した。 暖機運転をやめたせいなのか、 加速度の小さい運転を心がけたせいなのか、 判然としない。 しばらく暖機運転抜きで普通に走ってみよう。