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初めて買ったガソリンコンロ。 大塚にいた頃だから、少なくとも15年以上前の代物。 なぜか登山関係ではコンロのことをストーブ*1という。 ガソリンストーブなんて、すごく危なそう。
*1 英語圏では調理用のコンロなんかもストーブと言うのが普通なのだそうだ。構造はシンプルで、燃料タンクに燃焼筒がねじ込んであるだけ。 まあ、細かいノウハウはあるのだろうけれど。 最初にガソリンなり、固形燃料なりを燃焼筒の根本で燃やし、 タンクを加圧する。 いったん燃焼が始まれば、その熱でタンクが加圧されるという寸法だ。 OptiumsのWebを見ると、 原型は1800年代の遅くにできたとある。 すでに100年以上、時の流れに耐えてきたわけだ。 ある意味、究極に洗練されたコンロといえる。
ガソリンコンロとしてはかなり小型の部類で、クライマー御用達らしい。 バイクツーリングの記事にもよく登場した。 もっともこのコンロに使うのは余計な添加物の入っていないホワイトガソリンというやつで、 バイク用のガソリンを燃やすと調子悪くなるらしいけれど。 なぜか、私は室内でコーヒーを入れるのに使っていた。 もちろん窓際で、窓は全開状態である。
動作確認のため、久しぶりに火をつけた。 タンクを手で暖めてガソリンを吹きこぼし、それでプレヒートする、 なんてテクニックを聞くが、どうも私はうまくできない。 スイスメタを使ってのプレヒートになる。 問題なく燃焼したが、中に入っているガソリンはもうずいぶん前の物。 劣化していないといいんだけど。 まあ密封されたホワイトガソリンなら、変質しそうな成分はないか?
久しぶりの燃焼テスト。 エスビットの固形燃料でプレヒートして、無事点火。 もう何年も燃料入れっぱなしなのだが、 全然問題なさそう。