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DR250S

1996年7月13日

TS200Rが焼き付いたあと、 急遽中古で購入したもの。 1994年9月7日、1万5000kmほど走った状態だった。 前のオーナーが好きものだったらしく、 片端から部品を取って軽量化されていた。 タンデムステップは当然のごとく、ヘルメットホルダーや、 リヤブレーキホースのクランプまでないのである。

DR250としては、2代目にあたる。 初代は市販ストリートモデルとして、 初めてフルフローターを採用して話題になった。 現在はDR250Rという、3代目のモデルが販売されている。 DR250Sはフレームをオイルタンクにしたドライサンプだったが、 DR250Rでは一般的なウェットサンプに戻っている。 反対に、XLR250Rはウェットサンプだったのに、XR250Sはドライサンプ。 ホンダとスズキで、ちょうどエンジン形式が入れ替わっていて面白い。 フレームは、どっちも角断面のセミダブルクレイドルみたいだけど。

購入したDR250Sは最初期型で、シリアルから判断すると560台目のようだ。 いちどフロントサスペンションのオイル交換に出したら、 なぜかオイルが漏れてくる。 2~3回修理して、ようやく収まった。 それ以外は、大して問題も起きずに走っている。

燃費は街乗りで18km/lくらい。そろそろ、オイルを変えなきゃなあ。

1996年8月3日

通勤途上、会社のすぐ近くで、 急にエンジンのピックアップが悪くなった。 エンジンを止めてしげしげと眺めていたら、 スイングアームからガソリンがタラタラとたれてくる。 あわてて、ガソリンコックをひねって供給を止めた。

どうやら、キャブレターのフロート室にゴミでも詰まったようだ。 以前SX200Rのキャブレターを分解してひどい目にあった経験があるので、 安直にバイク屋に任せることにする。 するけど、初台近辺だと、どこにバイク屋があるのやら。

1996年8月10日

山手通り沿いのバイク屋を交番で聞き出して、 キャブレターのオーバーホールを頼んだ。 12時過ぎにもっていって、作業終了が20時。 費用は7000円ほど。

気のせいかエンジンの回転が滑らかになり、 音も静かになったような気がする。 SX200Rもそうだったが、 吸排気音よりもタペットなどのメカノイズの方が耳につくぐらいだ。 まあ、これは乗っている本人にとっての話で、 はたから聞けばまた別の印象があるだろうが。

ちょいとQV-10を使う機会があったので、 バイクとキャブレターを撮影してみた。 手軽に使えるのはいいけれど、画質の点ではあまり満足できないなあ。

1996年8月18日

またキャブレターの調子が悪くなったので、 今度は自分で掃除することにした。 まずは上野のバイク街で、フューエルパイプとガソリンフィルター、 キャブレタークリーナーを仕入れた。 ついでに、オイル差しとハンドクリーナーも購入。

ついでキャブレターをはずす。 整備解説書を見ても「キャブレターをはずす」としか書いてない。 はずしかたを知りたいのに……。 エアクリーナー側とシリンダー側のクランプをゆるめて、力技ではずす。 もちろん、危なそうなパイプやケーブルの類は事前にはずしておく。

あとの分解は簡単だった。 ドレンボルトをゆるめてガソリンを出し、頭から分解する。 カバーをはずすと、スプリングがついていた。 ピストンバルブやジェットニードルは、素直にひっぱりあげればいい。 ひっくり返して、フロートチャンバーをはずす。 この中にある、フロートとニードルバルブが問題だ。 慎重にフロートを取り除く。 ニードルバルブも、一緒にはずれた。 本当はまだまだ分解できるのだが、素人はここでやめておいた。

よくよく眺めてみると、ニードルバルブの収まるべき部分の壁に、 スラッジらしきものがついていた。これが不調の原因だろう。 開口部に、片端からキャブレタークリーナーを吹きかける。

このくらいの分解なら、組み立ては簡単だった。 ついでにガソリンタンクからキャブレターまでのパイプを切って、 フィルターを追加しておいた。 これで目詰まりも起こしにくくなるだろう。 最後にアイドリングを調整しておわり。

ついでに、エンジンオイルの交換と、チェーンへの給油も行った。 久しぶりに充実した1日であった。

1998年7月25日

ずいぶん久しぶりに、エンジンオイルを交換した。 チェーンの遊びも調整したのだが、 リヤアクスルシャフトの左側は22mm、 右側は24mmのスパナを使う。 ところが、 手持ちのメガネレンチは22mmと24mmのコンビネーションだった。 22mmのコンビネーションレンチを買う羽目になってしまった。

1999年7月3日

しばらく営業もどきをやっていたので、DRにも乗っていなかった。 切れた強制保険をかけ直し、エンジンオイルを交換した。 オートテックブランドの一番安いオイルだが、 これでも10W-40でSGなのだから笑ってしまう。 チェーンも引いて、余ったエンジンオイルをつけた。 チェーンルブよりも、コストパフォーマンスが高い。 かつて川崎がZ1を開発したとき、 エンジンオイルをチェーンに供給するなんてことも考えたらしい。 結局、チェーンの性能が上がったのでやらなかったらしいが。

1999年9月12日

このところアイドリングから発進時にアクセルを開けると、 一瞬エンジンがついてこない状態になっていた。 ふと思いついて水抜き剤を入れたところ、あっさり解消。 ついでにチェーンにオイルを差して、タイヤに空気を入れた。