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有線ブロードネットワークスに申し込んだ光ファイバーがなかなかこない。 しかたがないので、 ADSLモデムと離れのLANを802.11bで結ぶことにした。 予備テストを行い、 ADSLモデムとアクセスポイントをUTPで直結してもちゃんと外部の Webを見に行けることを確認した。 こういった時は、複数台のPCがあったり、 ノートPCがあったりという環境は便利である。
すでにメルコのアクセスポイントとPCカードがあるので、 WLI-PCI-OPを購入した。 要するにリコーのRL5C475を載せた、 Card BusとPCIのブリッジなのだが。 ルーターとしては、部品寄せ集め7号を使うことにした。 ハードウェア的には、PCIバスにWLI-PCI-OPを差して、 WLI-PCI-OPにWLI-PCM-L11を差すだけ。 ソフトウェアの方は、
だけで終わり。 意外とあっけなかった。 あとは、家庭内LANの再設計と、再設定を行えばいいはず。
作業部屋を離れに移したので、母屋のADSLと無線LANで結ぶ。 ルーティングを行うのは、xl0とwi0を装備したFreeBSDマシン。 予備実験を行っていたので、ハードウェア的にはすぐに認識できた。 問題は、ソフトウェア的な設定だった。トポロジーとしては、
離れのネットワーク | 192.168.2.0/24 |
PCルーター | 192.168.2.2 |
192.168.1.12 | |
母屋のネットワーク | 192.168.1.0/28 |
ADSLルーター | 192.168.1.1 |
なのだが、当初、 ルーティング用マシンのrc.confにgateway_enable="YES"と書いても、 全然ルーティングしてくれない。 離れのPCルーターからは192.168.2.0にも192.168.1.0にもpingが通る。 なのに、192.168.2.0から192.168.1.0には通らないのである。
しばらく悩んでしまったが、なんのことはない、 ADSLルーターのルーティングテーブルを書き換え忘れていたのだった。 これはデフォルトゲートウェイがインターネットへの口で、 192.168.1.0以外のネットワークはすべてこちらに流れるようになっていた。 なので、192.168.2.0宛のパケットもこちらに流れていたのだ。 さっそく専用ユーティリティで、 192.168.2.0宛のパケットを192.168.1.12に流すようにした。 これで、どうやらうまくいったようだ。
ようやく、自宅に光ファイバーが来た。 ベストエフォートながら100Mbpsの帯域に、 5個のグローバルIPアドレス、常時接続で6100円。 ISPサービス(メールアカウントと、 Web用のスペース)なんていらないから、その分安くならないかなあ。
とりあえずは、部品寄せ集め6号に21143のNICを追加する。 で、こいつをアプリケーションゲートウェイとして動かすことにする。 まあ、ハブは10/100Mbpsのスイッチングなので、 xl0とdc0の両方をつないでもコリジョンは起きないはず。 が、さすがにarpで文句を言われる。 netatalkでも似たようなことに。 それに、いくらブロードキャストセグメントが違うといっても、 ローカルなマシンがグローバルなネットワークに直結というのも怖い。 そこで、もう1台、スイッチングハブを買うことにした。
恐ろしいことに、金属ケース、電源内蔵、8ポート、 10/100Mbps自動切り替え、なんてえのが、7000円もしないのである。 古いほうのハブにつなげていたメディアコンバータからのケーブルと、 部品寄せ集め6号のdc0から延びているケーブルを接続する。これだけでOK。
家族が使うのは、ご多分に漏れずWebとメールがほとんど。 たまに弟がネットワークゲームをやるくらい。 なので、Webに関してはsquidを動かせば問題なし。 というか、今までもそのようにして運用していた。 今日あるを見越していたわけではないが、 少しでもネットワークの帯域を使わずすむようにしておいたのが役に立ったわけだ。 メールに関しても、 すでに外部のレンタルサーバー当てに届いたものを、 自宅のサーバーがポーリングするようになっている。 で、各自は自宅のサーバーにアクセスするわけだ。 なので、ここも変更の必要なし。 PSOをADSLで遊ぶときにはいろいろと設定を変更したが、 今度からはグローバル側のハブに接続するだけでOKなはず。 ああ、楽ちん。
しかし、娘の使っているWindows 98のマシンが、 Webにアクセスできない。 sshでゲートウェイマシンへのログインもできない。 同じような構成のノートPCだと問題ないのになあ。 ちゃんとゲートウェイへのpingも返ってくるのに。
弟がラグナロクオンラインをやるというので、とうとうNATを設置。 しかし、FreeBSDにあるjman natdの解説に従うだけであっけなく完了。 なんか、昔に比べると簡単だなあ。