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ここしばらく、カメラ関係からは遠ざかっていたのだが、 ふと気がつくとライカのレンジファインダーカメラ、 M6がボーナスで買える値段になっている。 はっと正気に戻ったときには、 M6とズミクロンM50mm F2を買った後だった。 当然、Leizeではない。 みかけは小ぶりだがさすがに総金属製、持つと意外なほどずっしりとくる。
でも、距離計の二重像がいまひとつはっきりしない。 場合によっては妙に白っぽくなって見えにくい。 少なくとも、その点ではVLのほうが上である。 あとは、伝説のM3とかM4とかに手を出さないことを祈るのみ。 35mmのレンズも欲しいけど、 現行のズミクロンを中古で手に入れても10万円コース。 ズマロンでも5~6万円はする。
というわけで、ロシア製レンズに逃げてしまった。 Jupiter-12 35mm F2.8という35mm/F2.8のレンズは、1万5000円也。 スクリューマウントだからアダプタが必要だけど、それを含めても2万円。 値段の割に、ちゃんと写るレンズである。
最近では、すっかりM6を持ち歩くようになってしまった。
ふと気がつくと、フィルムカウンターの位置がずれている。 底蓋を閉めて3コマ分巻き上げると、カウンターが0.6コマあたりを差す。 撮影には全然支障ないのだが、気持ち悪いので修理に出す。 保証期間内でタダというのが救いだ。 1週間から10日で直るという。
で傑作なのが、 修理完了を伝える電話を直接自宅にかけても大丈夫かどうか、 と聞かれたこと。 やはり家族にないしょで購入している人も多いらしい。 「箱はいらない」とか、 「お宅の名前の入った袋では困る」なんて話もよくあるとか。 我が家では「お父さんの小遣いの範囲なら何をやってもOK」ということになっているので大丈夫。
最近すっかり出番が減ったので、レンズ共々売却した。 私が死蔵しておくよりも、別の人に使ってもらった方がいいだろう。