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Jupiter-12 35mm F2.8を購入したダックビルの広告で「インダスター50-2」というレンズを見かける。 マウントはM42だが開放F値が3.5で、 広告コピーが「オリジナルを越えたテッサーのコピー」だ。 かつて「テッサーにあらずんばレンズにあらず」とまでいわれたのだから、 一度は使ってみたかったテッサーである。
しかしオリジナルは高いし、 加えてコンタックスのボディまで用意できるわけがない。 ライカを使っているのだから、 エルマーを使うというのが正攻法なのだろうが、 これだってウン万円単位のお金がいる。 ところがこのインダスター50-2は、なんと8,500円なのだ。
思案しながら銀座はレモンの中古コーナーを見ていたら、 M42のレンズをFDマウントのボディにつけるためのアダプタが置いてあるではないか。 エレフォト製である。消費税込みで6,300円。 フラフラと購入し、その足でダックビルに行く。 目当てのインダスターだけでなくJupiter-9 85mm F2という、 85mm/F2のレンズ(なんと4,800円)も買ってしまった。 全部合わせて20,260円なのだから、ダメでもともとである。
とりあえず、エクタクロームダイナ100で試写を行なった。 どんな結果が出るか、楽しみである。
試写の結果、やはりシャープネスでは現代のレンズにかなわない。 比較対象はFD 50mm F1.4とNew FD 50mm F3.5マクロで、 いずれもF5.6にした時の画像だ。 逆光だと、フレアが出るように見える。 しかしT90の実絞りAEに任せると、 なぜか逆光ぎみのときにはかなりオーバー目の露光になっているようで、 必ずしもフレアとはいえない。 発色はいくぶん派手なイメージだが、これはフィルムのせいかもしれない。 カラーバランスは悪くない。
開放でもフィルム上の見た目では周辺減光も目立たない。 ところが、コニカのQSCANで取り込むと見事に端のほうが暗くなる。 次はカラーネガや、モノクロのフィルムからスキャンしてみよう。 総じて、 よくもまあこんなシンプルかつコンパクトなレンズでここまで写るなあ、 といったところだ。 モノクロやカラーネガでは、どんなアンバイだろうか。
久しぶりに引っ張り出して、 EOS RPで撮影してみた。 ゴーストといい解像感といい、 さすがに現代のレンズとは比べるべくもないが、 25年前の購入時に8500円。 量産開始は1974年。 レンズのレイアウトとしては実に120年前の代物である。 むしろよくここまで写るものだと感心する。
なお昼食を撮影しようとしたらピントが合わなかった。 最短撮影距離は0.6mほどで、意外と寄れないのであった。
先だってのサンプルは逆光でゴーストが出ていたので、 もう少しマシな物を。 逆光ではあるが、建物で完全に太陽は遮られている。 さすがにピクセル等倍だと怪しいが、 フルHDなディスプレイ一杯に表示する分には、 現代のレンズと遜色ないように見える。 まあコーティングがショボいので、 逆光に弱いのが玉に瑕か。